接着剤を鍵穴へ入れるイタズラにご用心

接着剤を鍵穴へ入れるイタズラにご用心

なんとか第二志望の大学に合格して、春から姉貴のアパートに転がり込んだ。最初は嫌がっていたが、俺の場合は親父からの仕送りが入るから、家賃折半となれば姉貴も経済的に助かり、結局は折れてくれた。姉貴のアパートがたまたま大学から激近だったから転がり込んだが、もし彼女ができたとしても、学生の間は姉貴の部屋に住んで、女は連れ込まないようにしようと思っている。姉貴が部屋を借りた時に不動産屋から渡された2つの鍵のうち1つを俺がもらった。

金庫 開けるの紹介

ところが引っ越して2週間くらいで、事件は起こった。大学から帰宅してアパートに入ろうとしたら、鍵の様子が何か変なのだ。鍵が鍵穴にうまく入らず、抜いてみるとなんだか鍵がべとついている。当然鍵は開けられないし、姉が契約した不動産屋の連絡先も知らないから、とりあえず姉に電話をしてみた。姉も帰宅途中だったらしく、すぐに管理会社に連絡を取ってくれ、姉の帰宅と管理会社の到着が同時くらいだった。俺は一時的に遊びに来ている田舎の弟という設定でその場に立ち会ったが、姉も動揺しているし管理会社も困った顔をしている。

ロックマネジメント[錠前]—株式会社ロックシステム

結局、管理会社が手配してくれた鍵の専門業者を呼び、それが鍵穴に接着剤を入れられた状態だということがわかったが、なんということだろうか。鍵の業者も管理会社も、鍵穴に接着剤を入れられる被害というのはそう珍しくもないと言っていたが、接着剤を鍵穴へ入れるなんて、イタズラの域を超えている。火の用心とか、子どものイタズラにご用心とかいうレベルではない。しかも接着剤を入れられたのはどうやらこの部屋のみ。ゆきずりの犯行にしては不自然だ。

文化シヤッター トイレブース|上吊り引戸タイプ

うちのアパートは防犯カメラなんて高度な設備はついていない。でも、俺が転がり込む数か月前に彼氏と別れて、その彼氏が卑怯な奴だったというから、もしかしたらそいつの仕業かもしれない。